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奮闘する地場産業 その1
posted by : カテゴリ:伝統産業
2009年10月29日付 日本経済新聞より
岐阜県の美濃焼に関する記事が掲載されていたので、ご紹介いたします。
「岐阜県多治見市」といえば、2007年8月、国内最高気温の40.9度を
観測した地域としてニュースに取り上げられ、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
このことがきっかけで、ヒートアイランド現象(太陽熱がビルや道路に蓄えられ、
異常な気温上昇を引き起こす現象)を緩和する商品の開発が進められました。
もともと、美濃焼の中には建築で使用する「タイル」の生産も含まれるのですが、
ビル建設の落ち込みなどでタイル出荷額は年々減少。
昨年はピーク時の1/4強にまで減少したとか・・・。
「何とか(タイル業界を)活性化したい」との強い思いから、
都市をまるごとクールダウンするためのユニークなタイルが開発されました。
凹凸のついた形状のタイル(クールアイランドタイル)は、ビルの壁面に当たった
太陽光を最も効率よく上空に反射する、というもの。
名古屋工業大学では、名古屋市全域で太陽光を20%反射できれば、
気温は2.8度下がると試算。
環境問題を考えた「クールアイランドタイル」、今後の展開が楽しみですね♪
伝統産業の生き残りをかけた取り組み、これからも応援していきたいと思います。
<クールアイランドタイルに関するお問合せ>
美濃焼クールアイランドタイル振興会
〒507-0901 岐阜県多治見市笠原町2827-1
TEL:0572-43-3218