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陶製仏具の型 その4 ロウソク立

お盆休み中、ブログをお休みしてすいません・・・。(^ ^;;
さてさて、陶器の石膏型、最後のご紹介は
火消し機能のロウソク立」です!
左側の写真がロウソク立のボディーで、右側の写真が火を消す蓋です。↓





型を開いてみると、こんな感じ↑
ロウソク立のボディーは、香炉・仏飯器と同様の作り。
蓋の形(中の空洞)は、最近よく使われている小さいロウソクの
サイズに合わせて設計されています。
火を消す時、蓋を持ちやすいように丸いツマミを付けています。
このツマミは、ご覧のように一体成形になっています。



やきものの成形では、ツマミとかコーヒーやマグカップの取っ手は
一般的に後付けになります。
コーヒーカップのボディだけを最初に成形し、
その後に別の型で成形した取っ手を接着剤でくっつけるようにして
後付けするんですょ。
この火消しの蓋のように一体成形にすると、少し型を抜く難易度が高くなります。
これをうまく成形するのが、やっぱり鋳込み(いこみ)のプロですね♪
機械生産ではありませんよ!一つ一つ伝統技術を守って、手作業で
型を抜き、成形しているのです。
詳細はこちら→備前吹き・白ミカゲ火消し蓋付きロウソク立