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大学発ブランド

3月11日の日本経済新聞(NIKKEIプラス1)より
輪島漆の小物入れ、カラフルな和ろうそく、九谷焼の絵皿といった
伝統工芸品が並ぶのは、金沢市内にある土産品店、ではなく金沢大学生協の一角。
といった内容で始まる記事が掲載されていました。
大学内での大学関連グッズの販売といえば、かつては校章をあしらった文房具、
ライター、マグカップあたりが主流だったようですが、近年、各大学が競うように
大学発ブランド」の展開をしているとのこと。
信州大学は農学部の農場で採れた山ブドウを原料にしたワイン、
九州大学は純米大吟醸酒の「九州大吟醸」、同志社大学は「同志社ワイン」、
北海道大学はクッキー「札幌農学校」、東京大学は約90種類の商品を扱い、
早稲田大学は「Uni・Shop125」をオープン。
それぞれの大学がそれぞれの特徴を出して、地方色や独自性のあるものを
企業と提携、商品開発してブランド化し、販売し始めています。
大学側は、これからの少子化に危機感を抱き、
知名度向上を狙って動いた結果のようですが、
今後、伝統産業を抱えている地域と
もっとより良い商品作りをして、伝統の技術を継承する方向が
みいだせるような結果になったら良いなぁ~と思いました。