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【従来】金唐草仏具のロウソク立の芯部分にあるシミは?

【金唐草ロウソク立の生産工程について】

金唐草ロウソク立は、金属ではなく「焼き物(磁器)」であるため、
ロウソク立の芯(真鍮)は、後付けになります。

昔から、ロウソク立の芯の取り付けは「石膏(せっこう)」で固定する
製法をとっております。

土からロウソク立の形状を成形し、中央部分に穴を開けて窯で焼き上げます。

さらに本金を塗り上げ、上絵窯で再び焼き上げ、本体を完成させます。

この後に、真鍮のロウソク芯を穴へはめ込み、内側を石膏で固めて
芯を固定させます。

ロウソク立の底面から見た石膏の状態。
ロウソクの芯を内側から石膏で固めています。

真鍮の芯を石膏で後付けしているため、
石膏が固まる際のシミがロウソク芯の根本にできます。
焼き物のロウソク立を生産する工程上、どうしても石膏のシミが
できてしまいます。

金唐草仏具だけではなく、その他の焼き物仏具も
石膏で芯を固めているものに関しては、同様のシミがみられます。

とくに金唐草仏具は、本金を塗り上げたところに石膏を流し込むため、
白いシミが目立ってしまうのです。
焼き物のロウソク立(芯を石膏で固めているタイプ)をご購入の際は、
何卒ご了承下さいませ。

 

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