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何故お仏壇にお供えするものはお茶やお水なのか
posted by : カテゴリ:Chihiroのオススメ・雑感 ,デザイナーChihiro(チヒロ)
お供えの自由
以下、宗教工芸新聞の記事より一部引用
お仏壇にはご飯とお茶(お水)を上げるという習慣がある。
仏壇店などの専門店にとっては当たり前の習慣だが、お客さまはそれを
当たり前の習慣として受け入れることができるだろうか?
例えば何故お茶(お水)なのだろうか?
コーヒーや紅茶をお供えしてはいけないのだろうか。
私も以前から疑問に思っていたこと。
お仏壇の中に入っている、父方のおじいちゃんやおばあちゃんは
コーヒーや紅茶はそんなに好きでもなく、
お供えはお茶でよいと思っていたけれど・・・
母方のおじいちゃんは、コーヒーが好きだった。お酒も好きだった。
でも、お仏壇の中へ入ってしまったら、お茶とお水しかお供えしていない。
なんだか可哀想な気がする。
(たまゆらりんと一緒にミニコーヒーカップでお供えするイメージ)
昔から、お仏壇へのお供えはご飯とお茶(お水)とされているけれど、
現代の食生活が変わってきて、朝食はパンとコーヒーというパターンもある。
実際、自分の親がお仏壇に入ることを考えると、私は何をお供えするだろうか?
今まで一緒に食卓をかこんで食べていた料理、好んで食べていたものを
お供えしてあげたいと思う。
毎朝、私は家族全員のコーヒーを用意するのが日課になっている。
自分がコーヒー、紅茶、またハーブティーや中国茶を飲みたいと思って
カップに用意する時、同じものを一緒にお仏壇にお供えしても良いと思う。
一人でコーヒーを飲むより、お仏壇の中の人達の思い出と一緒に
心の中で語り合うのもありだと思う。
お仏壇の中のご先祖さま達はどう思っているのかわからないけれど、
お仏壇が家具調のもの、インテリア感覚のモダンなものになってきている現代、
仏具のあり方も考え直していく必要があると思う。
セラミックアルテでモダン仏具をデザインし始めた2006年初めには、
まだまだ新しい現代様式の仏具っていうのは浸透していなかった。
でも、2012年現在、ずいぶんと「モダン仏具」の種類が増えてきた。
今までの「仏具」という概念が、時代の変化とともに
少しずつ新しいカタチに生まれ変わってきている。
セラミックアルテのデザイナーとして、現代の生活に合ったものを
これからも提案していきたいと思う。
お箸は11.5cmのガラス箸(金・プラチナ箔使用)
CDとのサイズ比較をして下さい。
冷酒器と肴を乗せるお皿のミニセットです。
リビングにモダン仏壇を置いた場合、ミニ食器の
こんなセットをお供えしてはいかがでしょう・・・(現代仏具のイメージ)