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陶製仏具の存在「金唐草仏具」

仏具の素材について

仏具の五具足といえば、香炉・花瓶・灯明(ロウソク立)・仏飯器・茶湯器。
五具足には、金属(真鍮)製のものと陶磁器(やきもの)製のものがあります。

最近では、ガラス製のものや木製のもの等、色々な材質のものもありますが・・・

もともと、昔から仏具といえば真鍮(金属)の材質が一般的とされていました。
今でも、お仏壇とセット販売されているもの、付属としてついてくる仏具は
真鍮製仏具が一番多いと思います。

では何故、金属以外の五具足、陶製のものが存在するのでしょうか?

それは・・・戦時中、金属のものが没収されて仏具が生産できなくなり、
それに代わるものを陶磁器で作るようになったのが理由なのです。

陶製仏具は、金属のように変色しませんし、普通の食器と同様に水洗いも
できます。取扱いが簡単で、買い替えもしやすいのが特徴です。

 

一珍の技法「唐草模様」美濃焼の地で、一珍(いっちん)という
絵柄が盛り上がって見える装飾技法を使った仏具を開発した
株式会社山源梶田商店の創業者 源之烝(げんのじょう)さん。


金唐草ミニ仏具7点セット自ら一つ一つ丁寧に総金で仕上げた
金唐草仏具は、戦時中から今現在まで、
代々変わらぬ製法で作り続けられています。