Arte Blog

苦しみの末につかんだ幸せの条件「静思(じょうし)」

静思のすすめ(大谷徹奘 著)

2013年1月29日、竹下健治先生八神凛子先生から「よっぽどのご縁」で、

世界遺産薬師寺大谷徹奘和尚にお会いする機会をいただくことになりました。

昨年9月に講演会の日程が決定し、ず~っと楽しみにしていたイベントが
いよいよ今月開催されるのです。

世界遺産薬師寺 大谷徹奘和尚&竹下健治氏 プレミア講演会

 

大谷徹奘和尚はどんな方だろう?ワクワクドキドキ・・・。
事前に大谷和尚の著書「静思のすすめ」を読むことにしました。

静思のすすめ(大谷徹奘 著)

静思のすすめ(大谷徹奘 著)

 

【静思(じょうし)】とは、
自分の損得や好き嫌いを一度横に置いて、立ち止まってよく考えること。

 

人間の悩みや迷いの原因である「我執(自分へのとらわれ)」や、
「他人によく思われたい」「いい評価が欲しい」という気持ちを
自分でコントロールするための訓練が【静思】である。

「よく考える」という時間の有無が人生を大きく左右する。
「よく考える」こと = 仏教で「静慮(じょうりょ)」または「静思(じょうし)」という。

 

以前、竹下健治先生の講演の時にも・・・

未来を変えたいのであれば、今までのモノさしを捨てる(変える)
モノさしとは・・・「好き」か「嫌い」か、「損」か「得」かで物事を判断すること。

とにかく「一歩をふみ出す」ためには、モノさしを捨てて、なんでも
【Yes】と言って実行してみること!

とおっしゃっていました☆(⌒▽⌒)

 

大谷和尚の本を読んで、
あらためて「静思」の実践で自分を変えてみようと思いました。

 

他にもこの本には、自分にとって心に響く部分が多々あり、

心に棲む【五匹の鬼】
・「貪(とん)」・・・物を欲しがる心、自分を評価してほしい心
・「瞋(じん)」・・・自分の思い通りにならないと腹が立つ心
・「掉挙(じょうこ)」・・・おだてられると図にのる心
・「惛沈(こんじん)」・・・いじける心
・「疑(ぎ)」・・・疑う心、受け入れない心

【五匹の鬼】は退治しなきゃなぁ~とか(笑)
自分自身を見つめるきっかけを作ってくれました。

 

【身心安楽(しんじんあんらく)】
安らかな心と身の楽を頂いたときに、本当に生きる喜びをいただける。

 

【生老病死】
「幸せ」は、「生まれ」「老い」「病み」「死ぬ」(生老病死)の四つに囲まれて輝く。
病は「いただくもの」である。

【三人の天使】=「老」「病」「死」
この三人が仕えてくれるからこそ人生を輝かせてくれる。

 

【三つの静慮(自分への問いかけ)】
成唯識論(じょうゆいしきろん):成論の第五段階に記されている「苦しみを除く方法」

安住静慮(あんじゅうじょうりょ)
「自分に与えられたものを、しっかりと見つめ積極的に受け止めていますか」という問いかけ

引発静慮(いんぽつじょうりょ)
「初心を忘れていませんよね」という問いかけ

弁事静慮(べんじじょうりょ)
「相手の心を忘れ、自分の思いだけで生きていませんか」という問いかけ

 

このような内容がたくさん本に書かれています。
一つずつの言葉を自分の中で消化し、
今年はアウトプット(実践)していきたいと思います☆ 

 

【歓宿縁】=「よっぽどの縁」に感謝いたします!