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【やきものの知識】 粉引(こびき・こひき)

粉引(こびき・こひき)

褐色の素地に鉄分が少なくキメ細かい白泥釉を
器ごとどっぷりと「化粧掛け」して素焼きし、
さらに透明釉を掛けて焼いたものです。

焼き上がりが粉を引いたり、粉を吹いたように白く
柔らかく清らかで美しい釉面をしていることから
「粉引」、または「粉吹き」とも呼ばれています。

<化粧掛けとは>
有色素地でやきものを作る際、素地表面に白色の陶土を薄くかけること。

粉引小花長角皿(大)【粉引小花長角皿(大)】 手造り(タタラ造り)・印花技法
サイズ: 約36×22×5.5cm

※ 手造り品のため、窯を焼く都度サイズや模様が若干異なります。

<印花技法とは>
素地が生乾きのやわらかいうちにスタンプ状に文様を押したもの。

株式会社山源梶田商店(美濃焼・業務用食器の卸売)

 

色白で柔らかい雰囲気で繊細な子

つきあう前は一目惚れする人が多い・・・。
見た目が美しく、優しい顔立ちで、どんな状況にも合わせられる
存在感のある子。

色白で、ほんのりピンクがかったお化粧を好み、決して派手ではない。
誰からも好かれるタイプ。

意を決して
「つきあって下さい!これからよろしくお願いします!」と、

その子を手に入れてからが大変。。。笑

ちょっとした衝撃でケガしたり、色の濃いものを与えると
白い肌が黒ずんで元に戻らない。

水遊びした後は簡単に体を拭くだけじゃダメで、
完全に水分が残らないように乾燥させないと・・・
後から湿疹タダレの症状が出てしまう場合もある。

こんなにデリケートな子だけど、優しく扱ってあげると
いつまでも美しいままで、自分の手元にいてくれる。

「粉引の器」・・・この子の特徴を知らずに付き合った人は、
こんなはずじゃなかった!!と文句を言うだけで、
良さを知る前にバイバイするか、他の子を探しますww

粉引という焼き物は、美しく繊細です。
磁器物に比べて土物は取扱いに手間がかかりますが、
この器の特徴さえわかっていれば、いつまでも末長く
おつきあいすることができます。

<土物の取扱いアドバイス>
1.食洗機にかけず、優しく手洗いする。

2.食べ物や水分が残っているとカビ発生の原因になるので、
きれいに汚れを洗った後はしっかり乾燥させてから収納する。

3.臭いや油のシミつきを防ぐために、使用直前に水分を十分吸わせ、
軽く水気を拭き取ってから使う。
天麩羅等には天紙(敷紙)を敷いて盛り付ける。

4.電子レンジの使用は避ける。

長くなりましたが、以上です♪(⌒▽⌒)

CHIHIRO