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【やきものの知識】 焼締(やきしめ)
posted by : カテゴリ:デザイナーChihiro(チヒロ) ,美濃焼・やきもの
焼締(やきしめ)
成形した陶器を、釉薬を掛けずに1300度前後の高温で
硬く焼き締めた焼き物のことです。
表面が無釉のため、ざらっとした土の感触と
独特の風合いが魅力です。
土の粘りときめ細かさが要求される技法で、
代表的には備前焼、信楽焼、伊賀焼、丹波焼などの産地で
作られるものがよく知られています。
【手造り変形波紋皿】 手造り・焼き締め(美濃焼)
サイズ: 約34×15×H3.7cm
※ 手造り品のため、窯を焼く都度サイズや文様が若干異なります。
焼締のお皿に何のせる?
焼締(やきしめ)のお皿は、「土物」で無釉のため
ハッキリ言って(個人的に)使い勝手は悪いと思っています。
食べ物の油はお皿につきやすく、水分がしみ込み
汚れがなかなか取れない。。。
でも、ザラッとした土の感触と独特の風合いが魅力的で、
手造りならではの造形も楽しめる。
さて、この焼締のお皿とどうやってつきあうか!?
1.使用する前に、焼締のお皿を水に浸して事前に水分を含ませておく。
(水気は軽く拭きとっておく)
2.敷紙(天紙: 天ぷらの時に使う油とりの紙)や
大きめの笹(季節の葉)などをお皿に敷いて、お料理を盛りつける。
このひと手間をかけることによって、「土」のぬくもりを感じながら
お料理を楽しむことができるようになります。
お花などを添えて季節感の演出も楽しめますね♪
敷紙の折り方を工夫するのもGood☆
焼締のお皿にのせるお料理の幅が広がりますよ!
(⌒▽⌒)
CHIHIRO