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【やきものの知識】 赤絵(あかえ)

赤絵(あかえ)

釉薬を掛けて本焼きした白い器の釉面に、
赤色を主に「藍」「緑」「黄」「茶」「紫」「金」などで上絵付けをし、
さらに800度前後の低火度で焼き付ける方法です。

とくに赤が主調になっているためこの名で呼ばれていますが、
色絵(いろえ)と言われることもあります。

赤絵万暦ミニ蓋向【赤絵万暦ミニ蓋向】 荒土・手描き上絵
サイズ: 10×H7.2cm

株式会社山源梶田商店(美濃焼・業務用食器の卸売)

 

蓋物は蓋を開ける楽しみがある

「食」を引き立たせる「器」には意味がある。

器に触れ、中に入っているものの温かさ・冷たさを感じ、
料理への想いをふくらませる。

蓋をあけた瞬間、目に飛び込んでくる「食」の彩り、形、
香りから感じられる味のイメージなど・・・。

蓋をあける前の「料理」への想像と
あけた瞬間の視覚・嗅覚を刺激する創造。

そして料理を食べた後の味覚からくる満足感。

同じ時、同じ場所で食を楽しむ仲間と会話がはずむ♪
ゆるやかに流れる心地よいBGMとともに。

器のことを知り、五感を楽しませてくれる飲食店さんが
これからも増えると嬉しいなぁ~。(^ ^)

CHIHIRO