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森が生む自然の明かり「蜜ロウソク」

2009年12月10日の日本経済新聞 朝刊 より
密ろう」についてのお話が掲載されていたので、少しご紹介いたします。(^-^)
「画材のパイオニア」ともいわれる密ろうが原料の密ろうそく。
森の恵みが生み出す炎はやわらかく、見る者の心をあたたかくしてくれる。

蜜ろうはミツバチの巣が原料。
働きバチは森へ花の蜜を採取に行き、集めてきた一部を腹部の器官から
ロウとして分泌し、巣を作る。
その巣を精製したのが密ろうだ。
密ろうは、画材としての歴史が古く、油絵の具の原料として使われ、
セザンヌやゴッホが描いた絵に残る筆跡にも、密ろうの特徴が見られるそうです。
それゆえに「密ろうは画材のパイオニア」といわれます。
蜜ろうのロウソクは、不純物を取り除くために何度も湯の中で融解、
沈澱させて、ろ過する作業を繰り返し(精製し)作られます。
蜜ろうの色は、ミツバチが運んできた天然の花粉の色。
やわらかな明かりは、自然由来ならではのもの。
1匹のミツバチが一生かかって集められるハチミツの量は小さじ1杯程度。
そして食べたハチミツの10%しか密ろうは作れないそうです。
100グラムの蜜ロウソクには、300匹以上のミツバチの
一生分の働きが詰まっている計算になるらしく、驚きです!
自然の不思議というか、自然の素晴らしさというか、
蜜ロウソクには、なんとも言えない優しい明るさがあり、
それはすべてミツバチさんたちのおかげで、我々の心は癒されるのです。(^-^)
密ロクソクに火を灯すと、ゆらゆらと揺れる優しい炎。
色が透けて広がるオレンジのグラデーション。
「祈りの空間」を作り出すには、最適なロウソクですね♪
セラミックアルテでも「蜜蝋入りロウソク」を取扱っています。
どうぞご興味のある方は、一度「蜜ロウソク」の明かりをお試し下さい。