Arte Blog

やきものの型の処分

昨日、今日と年末大掃除。
ついでに、毎年12月最後の仕事納めは棚卸です。
倉庫はとても寒く、在庫を数えてメモする手が凍えます。
陶磁器は、窯から出来上がったものは温かみがありますが、
倉庫に眠っている在庫は、気温の変化とともに氷のように冷たく
なっています。
今年1年、ありがとうございました。
そして来年もよろしくお願い致します。m(_ _)m
倉庫に眠る在庫たちに挨拶をしつつ、年末最後の大掃除です。
さて、年末の大掃除といえば、1年間たまっている
破損した食器やいらない食器を
業者用の処分場へ持って行かなければいけません。
もちろん、ご家庭でも破損した陶磁器(食器)は
ゴミ処分しなければいけません・・・。
これは、よく見かける光景だと思いますが、
皆さん、この「食器(やきもの)」を作るための
石膏型(成形するための型)の処分場を見たことありますか?
なかなか見る機会がないと思いますので、
今回ご紹介致します♪(^-^)
←すでに使い古した
石膏型の山・山・山・・・。
あたり一面まっ白です!
この石膏型は、細かく砕いて
コンクリートに混ぜて
使われるそうです。
それにしても、
これだけ多くの焼き物が
成形されているなんて
すごいですよね!
写真に写っているのは、
一部分のみですょ。
だいたい1つの型から
出来上がる焼き物は、
80個~100個ぐらい。
生産工程上、型は
最低30個~50個ぐらい
用意して使います。
1つの形状の焼き物を作るとすると、最低ロットは3000個~5000個というような
計算になります。これは、あくまでも流通させる商品を作る場合の考え方ですが・・・。
型からオリジナル商品を作るには、結構コストがかかるんですょ~。
←まるで雪がいっぱいの
ゲレンデに来たかの
ような錯覚をおこします。
この日は、天気が良くて
空が真っ青だったので、
白い石膏型が空のブルーと
組み合わさって、とても
キレイな景色に見えました♪