Arte Blog
「藤原の宮地を鎮め祭らしむ」地鎮具か
神具の瓶子神酒は・・・
今日も新聞の話題です♪
ちょっと興味深い記事が載っていたのでご紹介します。
2007年11月30日
毎日新聞と日本経済新聞の朝刊より
日本最初の都城、藤原京の宮殿である
藤原宮跡から須恵器の平瓶(ひらか)が出土したというニュース。
平瓶とは、酒などを入れたとされるつぼのことで、地鎮の時に使った道具。
地鎮は建物や敷地に悪神がとりつかないよう、地の神を鎮める儀式。
仏教や道教、陰陽道などが混在しているとみられ、奈良時代(八世紀)以降に盛行した。
今回出土した平瓶には、富本銭(銅銭)と水晶が入っており、藤原宮造営の際に
埋められたとみられる。
このような内容のニュースでしたが、まず興味がわいたことは・・・
平瓶→「ひらか」と読むこと。
*または「へいへい」とも読むみたいです。
神具の中には瓶子(へいじ)というものがあり、やはりお酒を入れるものです。
須恵器の平瓶の形状が、現在の神棚や地鎮祭に使われる瓶子の始まり
なんだろうか??と気になりました。(^-^)
次に、平瓶の中に水晶が入っていたこと!
昔も今も、「水晶」の持つパワーは信じられている。
なんだか神秘的な感じがしますね♪
とにかく、道具の形状が変わったり、
儀式が簡略化されたりということはありますが、
大昔から現代に至るまで、なんらかのカタチで我々の祖先が
大切にしてきたこと(信仰してきたこと)が、
受け継がれているんだなぁ~と実感したニュースでした。