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道の駅「志野織部」の隠れた見所!

今日の発見です!(^0^)/
皆さん、突然ですが「織部燈籠(おりべとうろう)」ってご存知ですか?
以前このブログでご紹介しました、当社の近くにある「道の駅 志野織部
おそらく皆さんは、トイレ休憩やお土産物を買ったり、地図を検索したり・・・と
道の駅をご利用されていることと思います。
この道の駅の裏側、
裏道とでも言うのでしょうか・・・
織部ヒルズ(美濃焼団地内)へ続く、
上り階段があるのですが、
(あまり上っている人をみかけませんが)
ちょっとした休憩所があります。↓


あまり大きな休憩所ではありませんが、ここに本日の発見がありました。(^-^)
たまに私はこの道を通るのですが、今まで気にもとめていなかったもの。
陶製のベンチ!?(椅子とテーブル)の奥に、興味深いものがあったのです♪

よ~く見ると、陶器でできた燈籠。
美濃焼団地組合本部の方に
教えていただかなかったら、
まったく知らずにいました。
何気に「陶器でできた燈籠って
珍しいなぁ~
」と最初は
思っただけでしたが・・・

さらにじっくり見ると、
あれれっ!?
「マリア様がいる!!」
なんとも不思議な燈籠だなぁ~と
興味をそそりました。
この陶器でできた燈籠は、誰が作ったものなのかハッキリ聞くことはできませんでしたが、
イタリアへも贈られたもので、土岐市には他にも1箇所ぐらいあるのだとか・・・。


もともと土岐市は、イタリアのファエンツアと姉妹都市で、何かの折に
贈られたと思いますが、「織部焼」でできた「燈籠」と「マリア様」の組合せが
何やら自分の中で気になり、色々と調べてみました。(^0^)/
この燈籠は、茶人でありキリシタン大名であった「古田織部」が好んだ形式の燈籠で、
キリシタン燈籠とも呼ばれ、全国各地にあるようです。
「道の駅 志野織部」に存在する織部焼の燈籠は、土岐市の土地柄
(美濃焼の街ということもあり)陶芸作家さんが意図して作ったもののようですが・・・(^-^)
津市」 「熊本県八代市」 「岡山神社」 「呉服町」 「練馬区」 「妙法寺」 
中津川市」など・・・。文化財としてあちこちに存在しています。
皆さんの身近にもあるかもしれません♪
最後に1つだけ、皆さんにお伝えしたい
残念なことがあります。
この織部焼の燈籠の上部、穴の開いた場所に、
心無い人がいたずらして
たくさんの石を詰めたりします。
それが大人なのか子供なのか
私にはわかりませんが・・・。

道の駅を管理運営している多くの方の心、織部燈籠を作った作家さんの心、
そして美濃焼の街を愛している人たちの心、茶人古田織部の心、
祈りを捧げたキリシタンの心、たくさんの人の心をどうか考えて下さい。
この道の駅の隠れた見所、織部燈籠はひっそりと静かに存在しています。
過去から現在へ贈られた大切なもの。多くの人の想いがカタチとなって
存在しているのです。
道の駅 志野織部へお立ち寄りの際は、ちょっとだけ裏階段を上ってみて
下さいね。(^-^)