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陶器のようなスベスベ肌
posted by : カテゴリ:美濃焼・やきもの
最近、よくドラッグストアのコスメコーナーへ行きます♪
一応、女性ですから・・・(^ ^;; 化粧品をチェックに。
秋冬は乾燥肌の悩みがあるので、顔がカサカサしないように
化粧水やらファンデーションやらを物色。(笑)
テレビCMで見たことある化粧品を片っぱしからお試し塗りして、
何を買おうか悩んだ末、これ↓を買ってみました。
資生堂から出ている
マキアージュシリーズのファンデーション。
なんとなぁ~く、冬の数量限定コンパクトに
惹かれてしまったことと、
「陶器のようなスベスベ肌をつくります。」
という売り言葉につられて。(笑)
とにかく、このファンデーションの特徴を表現している「陶器のような~。」という言葉が
職業柄ですかねぇ~気になって気になって。(^ ^;;
説明書きを読むと、
・陶器のようなスベスベ肌を作ります。
・陶器のような透明感のあるスベスベ肌を実現します。
こんな風に書いてあります。
ここで問題です!
「陶器」って本当にスベスベで透明感があるの!?
実は、やきものに携わっている人ならよくご存知だと思いますが、
正確な「陶器」というものはザラザラで透明感はありません。
広義的に「やきもの=陶器」で、普通に一般家庭で使われている食器、
洋食器も含めて、白くてツヤがあって、ツルツルの透明感あるものが
イメージされます。
でも、厳密に言うと「やきもの」は「土器・陶器・炻器・磁器」の4つに分類され、
「土器・陶器=土もの」になります。
<土器>は皆さんもご存知ですよね!
縄文土器なんて言葉を学校で勉強したと思います。(^-^)
人類が初めて作ったやきもので、粘土を原料として無釉、素焼きで
低温焼成します。
炻器の説明は今回パスしておいて・・・
一般家庭でよく使われているやきものは、「陶器」と「磁器」です。
おそらく、ほとんどのご家庭で使われている食器は「磁器」だと思います。
<陶器>は、吸水性のある粘土質の素地に釉薬を施し、
磁器よりも低い温度で焼き上げます。
陶芸体験、陶芸教室でやきもの作りをしたことがある人は、
だいたいが「陶器」を作っていますょ。
不透光性で、わりと割れやすい(弱い)です。
織部や志野といったやきものがこれにあたります。
<磁器>は、石の粉に粘土や石英などを混ぜた陶石が原料です。
素土が白く、吸水性がなく、光にかざすと透けるやきものです。
釉薬をかけて高温で焼き上げるため、強度があり、
日常の食器として適しています。汚れや臭いが付きにくく、
有名なのは有田焼や九谷焼。
日常使われている食器としては、美濃焼がほとんどですょ。
・・・というご説明をしたところで、(^-^)
最初のファンデーションのお話に戻りますと、
・陶器磁器のようなスベスベ肌を作ります。
・陶器磁器のような透明感のあるスベスベ肌を実現します。
というのが本来なら正解です!
でも、このファンデーションは広義的な意味で陶器と
言っていると思うので、使用感のイメージはできますネ♪(^ ^;;
実際に使ってみてGoodでした!(^0^)/
毛穴の凸凹が目立たなくて、スベスベ感がありました。(^-^)v
私の顔も「まるで陶器のような~スベスベお肌になるかしらぁ~!?」と
毎日鏡を見るのが楽しくなっている、今日この頃です♪(笑)