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仏花について

お仏壇にお供えする花は仏花といって、
一般的に菊の花が用いられます。
最近では菊の花以外に、
キレイな洋花がたくさんお供えされるようになりました。
私が小さな頃、何も考えずにキレイなバラの花を
お仏壇にお供えしようと思ったら・・・おばあちゃんに怒られました。
「バラはトゲがあるから、仏様は嫌うよ!」って。
でも、このような考えは昔のことのようで、
今現在はどんなお花でも、故人が好んでいたものなら
お供えしても良いようです。(バラもOK!)
天気の良い日にお散歩して、道端で見つけた小さなお花や
お庭に咲いている季節のお花をそっとお供えしてはいかがでしょう・・・。
お仏壇に大きな花瓶を置いて、昔ながらの仏花の束をお供えするのも
よいですが、一輪差のような小さな花瓶に可愛らしく、
思い出のお花を少しお供えするのも現代の祈りのカタチだと思います。
しきたりだから、キマリ事だから、
代々お世話しているから・・・といった気持ちで供養するのではなく、
自分が良いと思った方法で、自然に供養できるスタイルがいいですね。
小さな頃の私が、キレイなバラを仏様にお供えしようと
思った気持ちは、間違っていなかったと思います。
純粋に、仏様が喜んでくれると思って、キレイなバラを
お供えしたかったから・・・。