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親子の絆は永遠に!?

いつも父は、休みになると朝早くからゴルフへ行きます。
母と私が目を覚まして起きる前に、もう家にはいません。
今日、母が私に言いました。
「いつもお仏壇にご飯をお供えしたことないお父さんが、
今朝はどういうわけか、ご飯とお茶とお水をお供えしてから
ゴルフへ行ったよ!珍しいこともあるもんだねぇ~」
お仏壇(ご先祖様)のお世話をするのは、いつも母です。
炊きたてのご飯を用意したり、お線香をあげたり、お花を変えたり・・・
父は、自分の身内の仏様のお世話をすることはめったにありません。
なんで今日に限って、お供えをしたんだろう??
私も母も、父の行動を不思議に思いました。
今日はとても良い天気。桜も満開で、お花見にはもってこいの日。
4月9日、桜が咲く頃・・・そういえばおばあちゃんの命日!
ようやく父の不思議な行動の理由がわかりました。
普段、何もしない父ですが、自分の親の命日だけは覚えていたんですね。
おばあちゃんは、亡くなってからもう何年もたちますが、
父の心の中にはいつまでも生き続けているんです。
親子の絆なのか、親に対する感謝の気持ちなのか、
素直に言葉に出して表現することの苦手な父は、さりげなく
お仏壇にご飯をお供えするという行動をとることで、
自分の気持ちを表したのです。
お仏壇は、心の会話を成り立たせます。
単なる「箱」ではなく、やはり大切なものだと私は感じました。
それにしても、父がお供えしたご飯・・・仏飯器には通常
丸く山盛りにご飯を入れないといけないのですが、平らになっていました。(笑)
父には、私が開発したおモッソ兼用の仏具を使ってもらわないと
いけないみたいです。(^-^)