Arte Blog
デザイン仏具 ~ ロウソク立 ~
実用的なモダン仏具の開発
さて、これは何でしょう?↓
素材は磁器(やきもの)です。
丸いツマミの蓋付きです。
釉薬(やきものに質感を出すために施すもの)は渋めで、
茶色く吹きでボカシた装飾です。
もちろんお仏壇で使うもの。
(お仏壇で使わなくても、花火をする時や
停電の時にも使えますかねぇ~!?)
そうです。(⌒▽⌒)
↑答えは「ロウソク立」です。
前回ブログでお話しした、小さいロウソクに
ピッタリのもの!
ロウの部分が4cm以内の長さのロウソクが
使えるようになっています。
・・・というのは、蓋の部分が「火消し」になるよう設計されているのです。
小さな家具調仏壇(デザイン仏壇・モダン仏壇・現代風仏壇など)に合う、
ロウソク立てっぽくない、小さいロウソク用の仏具です。
火をつけてロウソクを使用した後、蓋をかぶせるだけでOK!
お仏壇のロウソクの火は息をかけて消してはいけないし、
(仏様に息をかけることになるからやってはいけないそうです)
手であおってもなかなか消えませんね。
↓一般的に販売されている「火消し」は、真鍮製のもので、
ロウソクの火にかぶせて、火が消えたかどうか確認した後、
ロウソク立のそばに置いておくタイプです。
これが意外に場所をとるんですね・・・
小さなお仏壇は、物を置くスペースも狭いです。
じゃあ!ロウソク立と火消しがセットになったものがあればいいんじゃない!?
火が消えたかどうか火消しを持ったまま、じーっと待ってる時間も
なんだかじれったいし・・・蓋をかぶせるだけでOK。場所もとらない。
安心安全なモノ作り
子供が火を消すのも簡単で、お年寄りにも安全で、見た目がスッキリして
いかにもロウソク立じゃなく、家具調のお仏壇に合うもの!
で、出来上がりましたよぉ~♪(^-^)v
セラミックアルテの「火消し付きロウソク立」
モダン・デザイン仏具でございまーす v(^0^)/
(2006年3月中旬頃から販売開始)
さらにまだ優れた点が一つ!
↑ロウソク立の裏底には、穴が開いています。
そう、ロウソク立の内側と表面外側の間に
空間があるのです♪
なぜか?
ロウソク立本体の内側で火を使って熱くなった場合でも、
表面外側は熱くないから安全に持てるんです。
蓋に丸いツマミがあるのも同じことで、
ツマミが持ちやすいだけではなく、やけどをしないように・・・。
3歳になる甥っ子と一緒に試験しました。
「さぁ、ヒロくん、おばちゃんが火を付けるから消してね!」
火消しの蓋を持った甥っ子: 「はい!蓋します!」
簡単に火が消えたねぇ~(笑)
何回も繰り返して、火がきちんと消えるかどうか試験しました。
甥っ子は、仏壇で火を消す時に蓋をかぶせるのが自分の役目だと感じたようです。
これ以降、火を消すのを楽しみにしている甥っ子でした。←パブロフの犬(笑)