Designer

Message
メッセージ

今の自分がここにあるのは、昔から受け継がれてきたモノとたくさんの人の努力があったから。

「Arte(アルテ)」は、イタリア語で「芸術・芸術活動・技術・技法・職」の意味。美濃焼の地において陶磁器(セラミック)を扱う仕事をしながら、伝統産業の職に誇りを持ち、技術の継承を考え、現代の生活スタイルに合ったモノ作りをしていくために「Ceramic Arte(セラミックアルテ)」を立ち上げました。

美濃焼の陶製モダン仏具やベネチアンロザリなどを通じて、大切な人を想うお手伝いをさせていただくことができたら幸いに思います。

Designer CHIHIRO

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Profile
プロフィール

  1. 大阪芸術大学 芸術学部 芸術計画学科 卒業

    音響・映像・情報メディア・造形・言語の5分野(総合芸術)を幅広く学ぶ。
    「作り手」と「受け手」を結びつけ、多様な芸術・文化を組合せてモノ作りをすること、また創造をカタチにすることなど、プロデュース・プランニングの能力を身につける。

  2. 株式会社山源梶田商店 入社

    曽祖父の代から続く家業、美濃焼「仏具・神具」の製造販売に携わる。父が築き上げた上絵付け工房にて、業務用和食器の手描き上絵付けデザインおよび技術を習得。
    美濃焼のやきもの産地(岐阜県土岐市)で、大量生産の工業製品から手造りの工芸製品まで、幅広い生産方法や伝統技術があることを知る。

  3. セラミックアルテ 設立

    2003年 現代の生活スタイルが変化しているのに、昔からある仏具のデザインなどが変化していないことに疑問を持つ。リビングにも置けるような仏具、供養する側の心も癒すことができる仏具、「モダン仏具」の企画デザイン開発を始める。

  4. 2006年 インターネット上にアンテナショップとして
    「Ceramic Arte(セラミックアルテ)」を立ち上げる。

    仏壇・仏具店等の販売する側の要望だけでなく、直接ユーザーの声がデザイン開発に取り入れられるように、「使う側(供養する側)」の心を大切にしたモノ作りを進める。

  5. 2010年1月 株式会社山源梶田商店 代表取締役に就任(四代目)

    家業を継ぐと同時に、モダン仏具を中心とした「癒し製品」を提供するブランド【Ceramic Arte(セラミックアルテ)】を確立し、デザイナーとして活動開始。
    美濃焼の伝統を継承し続けるために、古くからある物の良さを活かしつつ、新しい発想やデザインを取り入れるモノ作りに取り組む。

Story
ベネチアンビーズとの出会い

  1. 01

    ムラーノ島(イタリア)のガラス工房

    「アドリア海の女王」と呼ばれて栄えた「水の都ベネチア」。そこを訪れ目にしたものは、「ムラーノ島」のガラス工房で1つずつ丁寧に手作りされていた「ベネチアンガラス」の作品でした。
    なんとも言えない真紅の深い赤色、そしてクオリティー高い装飾、繊細で優美な造形…。
    その昔、ヨーロッパの王侯貴族が好んで身につけたベネチアンビーズ。ここ「ムラーノ島」で多くの美しいベネチアンビーズが生まれていることを知り、その輝きに私の心は魅了されました。

  2. 02

    ガラスの宝石の試練

    「ガラスの宝石」とも呼ばれているベネチアンビーズで、「祈りのカタチを表現したい!」そう思ってビーズを握りしめ、数珠職人さんのもとへ。
    「このビーズをお数珠に仕立てることはできますか?」何も知識がなく、ただひたすらに自分の想いを数珠職人さんに告げるのがやっとでした。
    そして数珠職人さんの口から出た言葉は…
    「このビーズでは数珠を作ることはできません。」
    ハッキリと、そして物静かな口調でおっしゃいました。

  3. 03

    数珠職人のアドバイス

    がっかりとしている私に、数珠職人さんは続けて「ただし、お数珠に仕立てるための条件をクリアすることができれば、そのビーズでお数珠のサンプルを仕立ててあげましょう!」と、ありがたいお言葉をかけて下さいました。
    ベネチアンビーズをお数珠に仕立てるには、手作りの不揃いなビーズのサイズを均一にすること、ビーズの穴のサイズを数珠紐が通るサイズにまっすぐあけること、数珠紐が切れないように穴まわりのバリをカットし、きちんと研磨すること!

  4. 04

    自分の想いを
    カタチにする覚悟

    研磨するための道具もなく、方法もわからない・・・。でも、ここであきらめてしまったら、想いはカタチにならない。
    とにかくビーズの研磨に合う様々な道具を片っ端から試し、丁寧に一つ一つのビーズの穴を数珠紐が通るサイズに開け直す作業を繰り返しました。
    穴の入口はお碗型に丸くし、角は紐がすぐに切れないように削り落とす。小さなビーズ1つの穴を研磨するのに、いくつもの工程を経て、ようやく数珠に仕立てるための主玉(おもだま)が完成しました!

  5. 05

    妥協のない逸品、美しさと芸術性を秘めたロザリが完成

    ガラスの発色は、ビーズに使用する「金箔」または「プラチナ箔」などによって、まったく異なった輝きになります。天然石の親玉、二天玉、正絹房の色目、これらと主玉ベネチアンビーズとの組み合わせをセラミックアルテがデザインします。
    イタリアのガラス職人の感性、日本の数珠職人のこだわり、セラミックアルテのデザインがコラボして、妥協のない逸品【ベネチアンロザリ(数珠)】が生まれました。

  6. 06

    御守り代わりに
    身に着けられるブレスレット

    匠の技とこだわり抜いた素材で作られるベネチアンロザリ(数珠)を、もっと気軽に身に着けて頂けるように、デザイン性の高いブレスレット(ベネチアンブレス)もご用意しました。